このブログを見ている皆さんの大多数の方は大体スマホを持っているのではないでしょうか?最近のスマホは金額が高くなっていました。昔が安すぎたのかもしれません。ただ、そんな高級なスマホは実際、企業の広告塔「デジタルサイネージ」とほぼ同じ役割をしているのではないでしょうか?
このブログだって広告が貼られています。単純に収益化のためですね、皆様から直接利益を授受出来る手段を私は持っておりませんので。それはどのサイトでも言えます。収益化しているサイトの大半は「広告を見てほしい」から「コンテンツを充実させる」のであって、皆さんにサイト側が狙っているのは「サイトを充実させて」「サイトに沢山人を呼び込み」「収益を得る」。この「収益を得る」の一番手っ取り早いものが広告収入なわけで。その広告を見せるためには、いつでもどこでも持ち運べるスマホに流すのが一番楽なんです。
24時間電波のある所であればどこでも広告が打てます。リーチは世界中。こんな便利な道具、過去に例を見ないです。TVも広告塔として優秀です。しかし、ターゲットが絞れませんしTVを点けてくれていないと広告が目に入りません。そして、CM中は無視する選択肢もありますね。その点、昨今のスマホは先ほども言ったように24時間広告が打てて、しかも個人のニーズに限りなくマッチした広告が配信されます。TVに比べて段違いに精度が高まるんです。しかも広告が避けられないときたらユーザー側は逃げ場なし。
そして、より広告を魅力的に映すにはどうすればいいか?広告の「巨大化」です。皆さんもスマホで閲覧中に鬱陶しい広告には星の数ほど出会ってきたと思います。その広告を「よりハッキリ見させるには」スマホの大画面化は必要不可欠です。最近メッキリ小型のスマホを見なくなりました。スマホでの動画文化の定着やスマホ前提の暮らしを想定してより大画面の方が「ユーザー」は扱いやすいでしょう。しかしそれは「広告配信者」も同じ。スマホの大画面化は広告も大画面化と付随してきます。鬱陶しい広告がより大画面で鬱陶しく表示される端末を、今や何十万円かけて購入する。自身を広告漬けにするためにスマホを購入し、面倒くさいデータ移行をしてより精細になった「広告」を楽しむ。
おそらく文化というのは広告業界の選ぶ未来と進んでいくのかな?そう感じた年末でした。
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